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インプラント基礎知識
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インプラントQ&A

インプラントに関するよくあるご質問

Qインプラントは何年ぐらいもちますか?

インプラントは、正しくお手入れをすれば、一生持たせること、つまり半永久的に持たせることも可能です。世界で初めてインプラント手術を受けた患者さんが、お亡くなりになるまで40年以上インプラントを使い続けられたのは有名な話です。

ですが、このような例は、お手入れをしっかりと行った場合です。お手入れを怠ると、インプラントの寿命は短くなる可能性があります。これは、天然の歯でも同じことが言えます。

Qインプラント治療の成功率はどのくらいですか?

論文での発表によれば、1本行った場合に95%程度、複数の歯を行った場合にはそれ以上の成功率と報告されています。また、より成功率の高い下あごでは98%以上、上あごの場合でも95%以上という結果が報告されています。

Qインプラントの治療期間はどのくらいかかりますか?

通常3~6ヶ月程度が一般的な目安です。ですが、インプラントの本数や埋め込まれる骨の状態、採用される治療方法によって差がありますので、詳しくは一度お口の中の状態を拝見してから、大まかな治療期間をお伝えいたします。

Qインプラントの治療費はいくらぐらいですか?

インプラントを埋め込む本数や、治療方法、人工歯の種類、骨造成手術の有無など、症例によって異なりますので、まずはカウンセリング時に費用についても十分納得されてから治療を始めることが大切です。

現在の日本においては、インプラントは保険がききませんので、従来の治療法に比べて高額と感じられる方も多いようです。ですが、インプラントはきちんとお手入れすれば一般的には他の治療法に比べて長持ちしますし、他の歯の健康を損ねにくいため、長い目で見た場合の歯の治療費は必ずしも高いと言えない部分もあります。

Qインプラントの手術の際、入院が必要ですか?

インプラントの手術では、通常入院の必要はありません。インプラントの傷口の程度は、よく抜歯程度と例えられます。不安を取り除く静脈内鎮静法を行ったとしても、全身麻酔とは違い、完全に眠ってしまうわけではありませんので、当日に問題なく帰宅できます。

Qまったく歯が残っていない場合でもインプラント治療できますか?

当院では、歯が1本も残っていない患者さんにでも可能なインプラント治療を行なっています。片顎に4〜6本のインプラントを埋め込んで人工歯を支えるオールオンフォーがその一例ですが、この方法であれば、最小限の本数のインプラントで、人工歯をしっかりと固定することができ、見た目の回復と、かむ機能を回復することができます。

Qインプラントを適用できない場合はありますか?

当院では、1本だけ歯を失った場合から全ての歯を失った場合まで、いかなるケースにおいてもインプラント治療が可能です。ただし、下記に挙げたような条件下では注意が必要、もしくはインプラントが行えないケースがあります。

インプラント治療が制限されるケース
・妊娠中の方
・全身疾患のある方(糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある方は良好な状態にコントロールされていることが条件になります)
・他の歯根に感染症がある方、歯周病の方
・あごの骨の量が少ない方、骨粗鬆症の方

インプラント治療が適用できないケース
・あごの骨の成長が終わっていない、概ね16才以下の方
・歯磨きなどの日常の手入れが充分にできない方
・アルコール依存症の方
・医師との協調が得られない、精神的に問題のある方
・チタンのアレルギーを持っている方

Q人工の歯が壊れることはありますか?

通常、充分な診察を行って治療計画を立て、その部位に最も適した材料で歯を作製しますので、簡単に壊れるようなことはありません。

ただし、年数が経ったり、強い力がかかってしまったりして万が一壊れた場合でも、インプラント自体をやり直す必要はなく、被せ物の部分だけ作り直して取り替えることが可能です。

Qインプラント治療終了後に起きる可能性のあるトラブルはどんなものですか?

人工歯の破折(一部が欠けること)、人工歯の脱落が起きることがあります。人工歯を固定しているスクリュー、または、アバットメント(インプラントと人工歯をつなぐ部品)を固定しているスクリューのゆるみが起きることがあります。

また、天然歯に起こるのと同じように、インプラント周囲に細菌感染(インプラント周囲炎)が起きることがあります。インプラント周囲炎は、インプラント周囲の骨が溶けてしまうもので、進行するとインプラントが抜け落ちてしまうことがあるため注意が必要です。

このような問題を防ぐためには、患者様自身による日常のお手入れが重要となります。 さらに、患者さん自身が治療部位を含めて日頃からお口の中の状況に関心を持ち、もし何か変わったことがある場合には、治療を受けた歯科医院に早めに連絡し、受診していただくことも大切です。

たとえ、治療後の経過が順調と思われる場合でも、歯科医院での定期的なメインテナンスを受けることを欠かさないようにしましょう。

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